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手帳セラピスト
さとうめぐみ

暦に親しみ、自然と時間に調和していくまったく新しい手帳術「手帳セラピー」を広めるべく活動中。詳細はこちら

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カテゴリ:着物( 91 )

なにかと忙しい毎日ですが、忙しい時ほど自分が自分でいられる着物を着る回数を増やしたい!と先日またまたチャコちゃん先生(中谷比佐子さん)の着付けレッスンに参加してきました♪

すべてアンティークの撫子づくしのコーディネートで~す↓
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前回は股関節を整え美しい下半身をつくる″湯文字″の巻き方と、スッキリした上半身をつくる″胸板締め″(オリジナル和装品)の締め方をレクチャーしてもらい、劇的な変化に感動。
←私、下半身は細いのに上半身は意外にグラマラスなんです。痩せたい…

今回もチャコちゃん先生は、大先生ながら私のアンティークへのこだわりをくみ取ってくださって、
より楽に、より涼しく よりアンティークを美しく そして私らしく
夏着物を着るコツを教えてくださいました。

麻や絹の天然繊維のオリジナル肌着は考え抜かれた工夫が施してあり、全く補正要らず♪
長襦袢だけ、腰巻だけの姿も美しい!
思わず
「あの人に見せたい053.gif
とつぶやいて笑われちゃいました(笑)

着付けも手帳セラピーと同じで、本を読むだけと実際に習うのとでは雲泥の差。
体で覚えると本当に身につきます。
110711のレッスン①と写真を見比べてみてください。今回のほうが襟元や上半身がよりスッキリしているはず。


チャコちゃん先生は、夏はなんと腰紐一本だけでお召しだとか!
精進してそこまでたどり着きたい!!
それには自分に合った着物の寸法を知ることが大切、と鯨尺で寸法を割り出してもらいました。
足袋の寸法までバッチリ把握♪

レッスンの後は超気立てのよいスタッフさんたちと一緒に美味しい水菓子と和菓子の両方をいただき、楽しいおしゃべり。

その後、レッスン前とは見違えて軸が通った着姿で手帳セラピーの仕事へ行ったところ、仕事が進む進む!
着物は体にも精神にも良いハッピーな衣装だと実感できたレッスンでした♪

なんとか時間を見つけて、腰紐一本まで精進を続けたい!
秋櫻舎通いは今年後半の「教養」の項目になりそうです♪

さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-07-26 22:08 | 着物 | Trackback | Comments(7)
 今日は十二番目の二十四節気「大暑(たいしょ)」です。アーカイブでアンティーク着物コーディネートをお届けします。 
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大暑は一年で一番暑い時期。浴衣が陽射しに映える季節です。そこで今回は浴衣をセレクトしてみました。
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虫籠に萩・水紋の現代ものの浴衣です。
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虫籠にちなんで、帯はアンティークのとんぼ柄。
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帯には装飾と実用をかねて、金魚と萩模様の扇子を。扇ぐときは顔ではなくて、袖口から風を送って涼みます。わきの下に風が届くと涼しいのです♪
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あけびの蔓で編んだかごバックは骨董市で見つけた掘り出し物。左上においてあるミニ風呂敷をかぶせれば荷物も見えず涼しげです。
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この下駄もお気に入り。京都・伊と忠さんにアンティークの絽の布地を持ち込んで鼻緒を作ってもらい(3800円)、真紅の台にすげてもらいました。見るたびにうっとり。

そして、このコーディネートには素晴らしい手帳セラピー効果があって完成したことをご報告♪
実はこの浴衣は8年前に撫松庵が発売した浴衣。ひとめ惚れして欲しいな~と思っていたけれど8年前はお財布に余裕がなく買い逃してしまいました。浴衣は毎年デザインが一新されるので、それ以来お目にかかることができず、夢に見るくらい出会いを念じていました。

すると、今年になってインターネットオークションに夢にまで見たこの浴衣が新品同様で出品されており、願い通り入手できた、というわけです。
手帳の「欲しいものリスト」「撫松庵の昔の浴衣」と書き続けてきてよかった~叶いました!
なぜ叶ったかの理由がもうひとつ。それは「切り抜きを持っていたから」です!「ドリームマップ(未来宣言地図)」に貼りはしませんでしたが、同じ浴衣が載った雑誌を持っているから記憶が鮮明、イメージングもしやすかったのだと思います!

これがその切り抜きです。出典は笹島寿美著『ゆかた美人になる本』(2003年7月10日・講談社)
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 手帳に書いて、イメージピッタリの切り抜きを所持する、たまに眺めることで7年越しの夢が叶いました!うれしいな~
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さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-07-23 09:01 | 着物 | Trackback(1) | Comments(8)
先日、念願だった秋櫻舎の「湯文字」レッスンを受講してきました!

しかも、担当してくださったのは着物好きなら誰もが知っているチャコちゃん先生こと中谷比佐子さん!
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担当講師の方がお休みという偶然で、先生自ら伝授していただく機会を頂いたのは本当にハッピー。しっかりと身体に感覚を刻み込んできました。

「湯文字」とは着物の一番下につける下着のこと。
いつの間にか奇妙な和装下着が生み出されて、「湯文字」は絶滅寸前…。

でも、機能的にも美的にも着物に一番ふさわしいのは「湯文字」!と気づいて調べまくり、和装品店を探し回り、たどり着いたのが、チャコちゃん先生が主宰する秋櫻舎の通販KOSUMOS屋の完全天然素材の「湯文字」でした。

「湯文字」を身につけることで身体が安定するし、着けていて気持ちがいいし、柳腰になるし、お腹ぽっこりも解消されるし、その効果たるや書きつくせないほど!
効果のほどは、この写真をご覧ください↓
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※画像は「中谷比佐子の粋モダン」よりお借りしました。

正しいつけ方を教わった後は、骨盤も丹田も守られて背筋が自然に伸びることを実感。着物を着ている時のエネルギーがさらに高まる気がしました。

着物のデザインも手掛ける憧れのチャコちゃん先生に、着て行ったアンティークの着物を可愛い可愛いと誉めてもらって、自信もつきました。

晒に麻や絽の「湯文字」なら、この猛暑も着物で過ごせそう♪
冬は紅絹(もみ)の「湯文字」で身体を温め守りつつ、艶っぽい気持ちでうっとりできそう…。

女性であることを楽しみながら装える着物の奥深さにまたワクワクを覚えた体験レッスンでした!

さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-07-11 11:40 | 着物 | Trackback | Comments(0)
昨日事務局からのお知らせがアップされましたが、念願叶ってアンティーク着物コレクションを弥生美術館に展示貸出することになりました!

写真は6月末にボディーの着付けに行った時の様子。
美術館が位置するのは、東京大学のすぐ近くという文教地区で緑も豊か、日本のカルチェラタンといった雰囲気が素敵なところです。
ブログを読んでくれているみなさんに特別に、今回展示している2体のコーディネートをちょっとだけ公開♪
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薔薇色の着物はジョーゼット地で、向こうが透けて見える薄さ。
高畠華宵は、こうした透ける着物(薄物・うすもの)を着る女性を描くとき、大胆にも長襦袢なしで素肌に直接纏わせて描いていたりします。

着物の中で太ももがあらわ…、「エロ可愛い」の元祖というか、「艶かしさ(なまめかしさ)」満点(笑)

今回はボディーに着付けているのでその透け感をどう出そうか?と考えて、アンティークレース(1940年代)で裾よけ(腰巻き)を手作りして、着物の下に透けて見えるように工夫してみました。

緑の着物は、錦砂(きんしゃ)という生地に音符柄とレコード盤が染め出された単(ひとえ)の着物。

今回、華宵が手掛けたレコード会社のポスターが展示されるということで、こんな「面白柄」といわれる着物コーディネートにしてみました。

大学と手帳の仕事をしつつの作業でしたが、楽しくて楽しくて。

いくら文字を尽くしても時代を経た着物の良さは伝えきれないかも。実物をみてもらうのが一番♪
3ヶ月ある会期中にぜひ足を運んでみてください!

この展示も最新刊
『幸せおとりよせノートの作り方』
で紹介した「ライフ☆リング」でオーダーしたから届いた幸せ、手帳セラピーで偶然をハッピーマイレージしていった結果のギフトだったと実感しています。
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まだ、
個人博物館運営
という誇大妄想的な(笑)表記まではまだこぎつけてはいませんが、企画展が実現したことによって、
「大きな夢に近づいている♪」
と前向きな気持ちが生まれました。

2006年に書いてから6年…、時間はかかってますが、
想いを貫けば願いは叶う
ことをまた信じられた気がします!

大学が夏休みになったら、手帳セラピスタさん&着物好きさんを募って、浴衣で弥生美術館&根津散策ツアーできたらいいな〜と空想しています!

これもワクワクリストに書いて実現させたいです♪

さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-07-06 09:06 | 着物 | Trackback | Comments(2)
今日は夏至(げし)、一年で一番昼の長い日。夏至の日は昼が一番短い冬至と比べると4時間ちかく陽が長いそうです。
夏至といえば「陽」のエネルギー!しっかり感じてみましょう。

さて、着物の暦でも夏至を境に本格的に夏へと移行です。
私の夏物のテーマは「透ける美しさを楽しむ」こと!

そこで、とうとう作ってしまいました!
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その名も脳殺裾よけ053.gif構想3年、創作時間一時間の大作です。
夏物の着物下着と言えば白一辺倒。清潔感があるといえばあるのですが、着物を脱ぐと白一色では「死装束ですか?」という気がしないでもない(笑)

そこで、アンティークの絽縮緬の長じゅばんの裾をcutし、真紅の晒と揚柳の腰ひもを縫い付け、ハッとするような裾よけ(腰巻き・お腰)をミシンで作ってみました♪
この裾よけ見た目も美しいのですが、機能性も考えて作りました。
市販品よりかなり長めに仕立ててあり、晒の部分で胸を押さえるようにして着る(サンドレスのように体に巻きつけて着る)と、浴衣の下はこれ一枚でOKという優れ物なのです(^-^)v

過去2年、ランジェリーショップ・リュードリュー主催の着物セミナーで講師をさせていただいて「脱いでもカワイイ着物姿」をうたっている以上、色っぽいひと工夫がしたいと思いついたのがこのアイディアです♪
リュードリューで販売している「オブリージュ」という絹専用洗剤を使えば、おうちで手洗いもOK、これで清潔で色っぽい夏着物姿が演出できると大満足です!

手帳同様、他では習えない着物の工夫をこれからも伝える機会を作っていきたいです。

さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-06-22 07:24 | 着物 | Trackback | Comments(2)
※うまく送信できていなかったようなので一日遅れで小満のコーディネートをお届けします!
「春に蒔いた麦の穂が実りすこし満ちてきた」
というのが小満のもともとの意味でしたが、そこから次第にすべてのものが満ち始めてきた時期をさす言葉として使われるようになりました。
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小満を過ぎると夏日になることもあるので、気分も軽やかになる単(裏地のついていない一枚で仕立てた着物)に袖を通したくなる季節です。

そこで、この着物を喜んで骨董市で購入したのですが、模様が「藤」。
「藤」は関東近辺では4月末から5月上旬で終わってしまいます。4月ではさすがに単は早すぎるし…と
「うーん、なぜ単なのに藤の柄???いつ着ればいいの?」
となかなか出番がなく悩んでいましたが、藤の花が咲くのが遅かった今年はぴったりです。しかもこの着物の青い縦縞。これはまさしく「雨」。
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「そうか、雨が多いと寒い日が多くなるから、藤の花が咲くのが遅くなる、そんな年に着る着物なのだ」
とひらめきました。

小満は旧暦でいえばまだ卯月のはじめ、睦月・如月・弥生の春を終えて、ようやく夏に入った頃、ということになります。
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「答えは自分の中にある」手帳セラピーよろしく、「柄の答えは着物の中にある(※自然と調和して生きていた時代のアンティーク着物に限る)」のですね~。
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足元は、コルクの台に畳表の「常履き(つらばき)」といわれる畳表のなかでもカジュアルなものをセレクトしました。鼻緒の可愛らしさにひかれてオーダーしたお気に入りです。(京都の「やや」さんで鼻緒3500円、台20000円くらい)
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半襟は柳揚という縦シボのある縮緬に藤と流水の刺繍。藤は池の上などに藤棚を作って鑑賞されることが多いので「水」のモチーフと一緒になっていることが多いです。
亀戸天神の藤棚は有名ですね。

さあ、これでコーディネートのできあがり。
着物の楽しみは寄りでみて美しく、引きで見て一枚の絵になる、この遠近両用を愛でる楽しみがあります。ひとりでも多くの方に近くで、遠くでこのコーディネートの楽しさを味わっていただきたいと思います。講座で、カフェで、ワークショップでお会いしましょうね!

072.gif着物…一越縮緬の単 藤に五月雨柄
072.gif帯……塩瀬に刺繍 流水に菖蒲 
072.gif半襟…柳揚縮緬 藤に流水

さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-05-22 08:37 | 着物 | Trackback | Comments(2)
昨日は5月5日、「立夏(りっか)」・端午の節句そして月替わり日でした。 
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今日はコーディネート紹介の前に、旧暦と新暦のズレについてお話しましょう。

桃の節句や端午の節句など「陽」の数字(奇数)が重なる日に設けられた「五節句」(ごせっく)」は当然のことながら旧暦で行われてきましたが、明治5年の改暦以後新暦で行われるようになりました。

しかし、古来からの節句や行事はその旬の自然のエネルギーをいただき、その年の運気を上げるもの、日付だけをあわせて新暦で行事を行っても本来の意味をなさないことは覚えていてもよいと思います。

たとえば、端午の節句に欠かせない「鯉のぼり」。
現代では5月5日の皐月晴れにそよぐのが風物詩と思われていますが、旧暦の端午の節句は2011年なら6月6日、梅雨間近のころです。
そもそも「鯉のぼり」は「鯉の滝登り」、つまり「鯉が滝を昇って龍に変ずる」という中国の古事「登竜門」に由来します。だから、「鯉のぼり」が梅雨の雨に打たれて、濡れてこそ「立身出世」に挑戦している姿となるわけでご利益があるということになります。この様子はまさに成功へのイメージングともいえますね(笑)

 晴天にさわやかに「鯉のぼり」が泳いでいる様子を江戸の人はこんな川柳にしました。
「江戸っ子は皐月の鯉の吹流し」
 つまり、江戸っ子は言いたいことは腹に溜めずに全部相手に言ってしまう性質だけど悪気はないよ、まるで子どものようだ。という意味と、稼いでも稼いでもお金が右から左に出て行ってしまうから人は良いけれど貧乏だ、という意味です。これではまるで「登竜門」「立身出世」とは逆になってしまいますね(笑)
だから、こうして江戸の人たちは晴天に鯉のぼりが泳ぐのをマヌケな様子として川柳に残したのです。
行事の本来の意味と旧暦を知っておくことは大切です。

でも、これだけ新暦ペースの世の中になると新暦6月6日に本当の端午の節句だからといって、そのモチーフの着物で歩くのは勇気が必要になってきます。
「なぜ今ころ端午の節句の柄なの?」と聞いてくれれば「旧暦で生きてます」と答えられますが、遠目で見て首をかしげられたら追いかけていって「旧暦なんです!」と言うわけにもいかないし(笑)。
自然と旧暦が広まるよう、このブログや手帳セラピー講座&着物セミナーで自然に楽しく伝えていきたいと思いま~す。
 
さて、前置きが長くなりましたが、今日のコーディネートです!
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流水に菖蒲と桜の一越縮緬の着物。この着物は新潟から来た骨董屋さんから買い求めたもので、地元のお蔵からのうぶだし(骨董屋さんが直接お宅へ出向いて買ってくること)だということで、「目垢がついていない」(誰も見ていないよ)と畳紙から見せてもらったものです。こういう専門用語を教えてもらうもの骨董市に行く楽しみですが、なんといってもこの柄の大きさにぐっと来ました。着物一反の幅に柄ひとつ。こういう配置を「ひとカマ」といいますが、こういった大胆なデザインは昭和初期で廃れてしまいました。柄を細かくしたほうが着回しができて得という時代になったからでしょう。
「この時期しか着られない贅沢」はアンティーク着物だけに残っています。

そして、柄をよく見ると縦に長い日本がクローズアップされてきます。菖蒲がこんなに咲き誇っているところに桜の花が描かれている、しかも花びら全部ではなく8割くらい…これはこの着物が作られたのが緯度の高い地方つまり寒いところ(新潟)だなと教えてくれています。端午の節句で菖蒲の季節なのだけれど、ちょうど桜も満開で散りかかりの時…東京では、桜がおわってから菖蒲の季節が来ますが地方では一緒に花が咲くところもあるのです。こんな風に一枚の着物から日本の季節の多様性を感じることもアンティーク着物の楽しみなのです。
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立夏ということで、初夏の花紫陽花を帯に。この帯は子どもの帯だと思いますが、片面には桜・牡丹・紫陽花
と春夏の花、もう片面には菊と一年を通して〆られるような工夫がしてあります。帯留は犬張子などの玩具柄で「こどもの日」を表現。
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そして、ぐっと寄ってもらうとお分かりでしょうか?絞りの赤い布で作った「緋鯉」の袋物を香袋として帯締めにくくってみました。さりげなく帯の絞り柄とリンクさせているところもポイントです。
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お父さん鯉(真鯉)は黒、お母さん鯉(緋鯉)は赤、子どもの鯉は何色だっけ?確か青い小さな鯉もいたはずと帯揚げに青い薔薇が染められた縮緬の帯揚げを。これはもう、これの一枚だけで絵になっていますね。
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鯉のぼりを見上げる途中には藤棚があってもいいかも、と半襟には藤が刺繍された半襟を。菖蒲の紫と色を合わせます。
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最後に男の子のお祝いにちなんで、アンティークの小刀を。懐刀の代わりに帯に忍ばせたらちょっと気の強いお嬢様コーディネートの出来上がりです。
縮緬細工の巾着で柔らかな雰囲気もプラスしてみました。
あとは真鯉代わりの素敵な男性が横に立っていてくれたら、このコーディネートは完璧なんですが(笑)
072.gif着物……一越縮緬 流水に菖蒲と桜
072.gif帯 …… 染め帯 絞り柄に花いろいろ
072.gif帯留……犬張子玩具柄
072.gif帯揚げ…鬼縮緬 青い薔薇柄
072.gif半襟……鬼縮緬 藤 刺繍
072.gif小物……稲穂に雀の小刀(李朝時代の骨董品らしいことが2009年の韓国旅行で判明) 縮緬の巾着

さとうめぐみ
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by migumeutosa | 2011-05-06 17:51 | 着物 | Trackback(1) | Comments(4)
一日遅れましたが、立春から数えて6つめの二十四節気「穀雨」(こくう)のコーディネートをご紹介します。
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「穀雨」は文字通り穀物に降り注ぐ恵みの雨の意です。萌え出た新芽を育てるために、時期をあわせて天が雨をもたらしてくれることにちなんでつけられました。
実際、春先は長雨が続くことが多いもの。ちょうど菜の花が咲くことにちなんで「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼びます。そこで着物を菜の花畑のイメージでまとめてみました。
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着物の地の色の青は青空かそれとも雨か。菜の花を意匠化した可愛らしい花模様に影絵のような蝶々が飛んでいるのがいかにも大正~昭和のモダンな雰囲気を伝えています。東郷青児が蝶々を描いたらきっとこんな蝶々になったのではないかと思います。
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そして帯にはアールデコ調に図案化された桜の柄を。桜模様の柄はたくさんありますが、花びらが散った後桜の木に残っている雄蕊と雌蕊「桜蕊」(さくらしべ)を図案化したものは珍しいはず。よく見ると、葉桜をバックに桜蕊、桜の花が描かれていて、一本の帯の中に花から結実へと移り変わっていく桜の命がしっかりと描かれていることがわかります。昔の人は身近にある自然をよーく観察していたのだと感心します。「見る」ことで自然のリズムをそれこそ自然に体に取り入れていたのでしょうね。

「穀雨」は二十四節季の「春」の最後に位置する節季で次の節季はもう「立夏」(りっか)。桜吹雪、葉桜、そして桜蕊の季節へ移り変わるごとに季節も進んでいくのです。帯揚げに鮮やかな黄色を持ってきて、菜の花畑を表現してみました。
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半襟はたてシボのある地に蝶々の半襟です。下を見れば菜の花、上を見れば初夏へ向かう桜と舞い飛ぶ蝶々。
♪菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 霞深かし♪
童謡「朧月夜」が似合うようなメルヘンチックなコーディネートに仕上がりました。

さとうめぐみ

*4月5月は「手帳セラピー」のイベントが盛りだくさん!
各種イベントスケジュールはこちらからご確認頂けます。

PCの方 携帯の方
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by migumeutosa | 2011-04-21 10:42 | 着物 | Trackback | Comments(0)
昨日は立春から数えて5つ目の二十四節気「清明」でした。
桜満開、春爛漫、全身桜のコーディネートをお届けします♪
 
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 着物では防寒のために羽織やコートを着なくてすむ姿のことを「帯つき(姿)」といいます。ちょうど「清明」のころから気温が上がってくるので、街に「帯つき」姿の着物美人が増えてくるころ。こんな気候にあわせた装いのルールを「羽織は紅葉とともに着て、桜とともに脱ぐ」という粋な言葉で伝えています。絹などの自然素材から作られる着物はどこまでいっても地球と調和していく素敵な衣装だな~、と改めて思います。

 「清明」のころの行われた行事のひとつに「踏青(とうせい)」があります。中国の古い行事が日本に伝わったもので、春の野に出て青草を踏んで遊ぶ、というなんとものどかなもの。重い上着を脱ぐ季節の喜びを味わえる行事だったのでしょうね。

 この「踏青(とうせい)」に漢文の返り点(レ点)を打てば「青鞜(せいとう)」。明治の女傑、平塚らいてうが立ち上げた女性解放の雑誌の名前になります。「青鞜」の命名は、当時のヨーロッパで知的な女性達が青い靴下を好んで履き「ブルーストッキング」と呼ばれたことに由来してつけられた、というのが定説ですが、人目を気にせず自分の意思で選んだものを履き時代を闊歩しましょう、というウーマンリブ運動を紹介する雑誌の思想の根底に、「春の野の青草を踏んで遊ぶ」という古事の影響があったのかもしれない、と想像するのも楽しいものです。過激といわれる人ほど、童(おさなご)のような純粋無垢な気持ちを持っているもの、わたしもいつもそうでありたいと思っています。
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 そんな「自由に踏み出す」モダンガールの先輩から力をもらって、その時代の長襦袢で作った超派手な「帯」をメインにコーディネートしてみました。鳥の種類は謎ですが、堂々と羽ばたいているところが素敵です。「帯つき」の装いの楽しさはなんといっても「帯」。「帯に派手なし」と言われ、いくつになっても帯は派手なものを〆ていいことになっているのです♪ 
  着物も帯も「柄」いっぱいなので、コーディネートのコツは両方に使われてある色の中で一番面積の少ない色でつなぐこと。この場合は、鮮やかな緑色です。
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 着物の柄の中にある、桜の葉っぱの色と謎の鳥の中にある緑色をとって、帯揚げを緑色にしました。こうすることで桜色の着物に横一文字緑が入り、季節を少しだけ先取りした「葉桜」の趣を演出することができます。
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 半襟にも桜で、満開の桜を表現。よく見ると渦巻きが刺繍されているので、「花吹雪の半襟」と名づけて楽しんでいます。手帳セラピーをはじめると巻き起こる「ハッピートルネード」はこの半襟からイメージした言葉です。
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 そして胸元には懐紙の代わりに名刺を入れた懐紙入れを忍ばせて。平塚らいてうのように前に進む女性のイメージで。塩瀬地に桜の刺繍がされたこの懐紙入れは、大戸骨董市で見つけました。この名刺入れをたくさんの人にみていただけるよう、お仕事も広げていこうと思いを新たに購入しました。
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 そして、実は今回のコーディネートのポイントの謎の鳥が染められた帯は、大のお気に入りで着物雑誌『キモノ・ミオ』(2003年10月発売)の特集「街で見つけたキモノ美人」の取材を受けたときにも撫子柄の単の着物に合わせて着用しています。どこかでこの雑誌を見つけたらページをめくってみてくださいね。7年前のさとうめぐみが載ってます。顔が今と違いすぎるのはご愛嬌。人間は誰でも磨けば光るとご確認いただけます(笑)
 あの時はただのアンティーク着物コレクターでしたが、今はキモノコンシェルジュとしてもお仕事させていただいている…「着物で仕事をする」という「想いを貫く」ことができたから今がある、着物からたくさんのエネルギーをもらっているんだな~ありがたいな~と思います。装うことで生まれるエネルギーの循環に感謝です053.gif
072.gif着物……縮緬地桜色に七宝つなぎ・桜柄着物
072.gif帯……  縮緬鳥柄染め帯(長襦袢地の仕立て直し)
072.gif半襟……縮緬地 桜刺繍
072.gif小物…… 塩瀬地懐紙入れ・桜刺繍 縮緬細工の桜袋物
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by migumeutosa | 2011-04-06 11:07 | 着物 | Trackback | Comments(2)
今日は「春分の日」です☆
あいにくの雨ですが、今日は真東から太陽が昇る太陽信仰の基点になる日です。
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東日本大震災の影響で世相が暗くなっている今、太陽の力を求めていると思います。
…ということで、今回のコーディネートは太陽の中を飛ぶ蝶の帯を中心に組み立ててみました。
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骨董市で買った帯の裏地だったアールデコの柄に一目ぼれ
。帯を解いて生地を自分で洗い、京都のカクマさんという帯仕立て専門のお店に頼んで仕立ててもらった品です。(仕立て代は9000円くらいです)
見てお分かりのように「お誂え」の帯がまだ付いている=まだ着用していない初お披露目の帯なんです。まるで今日の日を待っていたようで帯も喜んでいることでしょう058.gif
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着物は淡いサーモンピンクにしだれ桜と流水の柄。初めて京都に一人旅をして入ったアンティーク着物屋さんで求めた一枚です。
この青いラインが何を意味しているのか判らず一瞬頭の中が「?」となってしまったのですが、これはまさに「流水」をアールデコの発想で描いたもの、と判って「こんなデザインがあるんだ!」と大感激。

そしていざこの着物を買おうと羽織ってみると、袖の前側が縫い綴じられていない仕立てになっていてまたまた「?」。
お店の方に聞いてみると「それは子どもの着物なのよ、子どもは体温が高いから昔は袖を筒状にして風通しを良くする仕立てにしていたのよ」ととても丁寧に教えてもらいました。
それまでは何をするにもまず本を読んで知識をつけてから、という姿勢の私でしたが、この日を境に「本にない知識を学べる骨董の面白さ」に目覚めたのでした。そして、文字になっていないもの、失われゆく知識や風情を少しでも拾い集めて次の時代へと中継していきたいと思うようになった記念の一枚です。
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コーディネートをうまくまとめるコツは、着物の中の一色と帯の中の一色を合わせること。今回はどちらにもアクセントとして使われている「青」を取ってまとめます。帯揚げを「青」に。
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 同じく半襟も鮮やかな青。一枚目はアールデコの雰囲気をあわせてモザイクのような模様の半襟を。
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 柔らかく装いたいならアールヌーボーの雰囲気の半襟を。鈴蘭や房のある植物の曲線で優しく。曲線のアールヌーボーと直線のデザインを楽しむアールデコを一枚の着物の上で取り合わせる面白さ。いずれにしてもこんな青が似合うためには抜けるような白い肌が必須ですね。
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 そして帯の中の一番面積が小さい色「赤」を効かせ色にして、懐中鏡を懐に忍ばせます。赤と白のコントラストがモダンですがこれもアンティーク。
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中を開けると鏡と小さなポケットが付いている実用的な装飾品です。
私はここに京都の舞妓さんたちが実際に使っている「豆名刺」を入れています。これは舞妓さんのワンダーランドといわれている祇園の小間物屋「幾岡屋」さんで一枚80円~。
豆名刺にはオーダーで名前を刷ってもらうこともできるそうですが、それはまだ未体験、ワクワクリストに入れてあります。
「さとう」だから「藤」の柄を選んで、名前を刷ってもらって…素敵なメンズにだけ渡そう…と想像してはワクワクしています(笑)
f0164842_1144437.jpg

最後は丸みが可愛いバックをあわせてコーディネートは完成です☆

日本列島は縦に長い分桜の季節が長いのがうれしいところ。沖縄の開花宣言から北海道の桜が散るまで、私のコーディネートも桜特集になっていきます、講座でお目にかかる方お楽しみにしていてくださいね!
さて、「春分の日」は「自分のバランスを確認する日」と昨日のブログに書きましたが、こうして着物のコーディネートをしていると、常に引きと寄り」の両方で見る習慣がつき、バランスを取る匙加減を自然とするようになります。私の場合これがきっと手帳セラピーにも生きているのではないかと思います。

こんな時期だからこそ、綺麗なものをたくさん見て、ゆっくりして、心を喜ばせてあげてくださいね☆

072.gif着物…錦紗地淡いサーモンピンクにしだれ桜と流水柄
072.gif … 太陽と雲に蝶アールデコ柄
072.gif半襟…①縮緬モザイク柄 ②縮緬 鈴蘭と房のある植物柄(すぐり?)
072.gifバック…撫松庵の現代もの
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by migumeutosa | 2011-03-21 10:22 | 着物 | Trackback | Comments(0)
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