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090120 「大寒」のコーディネート☆
今日は一年365日を約15日づつで分けて季節を表した二十四節気の最後、「大寒(だいかん)」です。読んで字のごとく、一年で一番寒い日で、旧暦ではこの「大寒」の次の新月(2009年は1月26日)を「元旦」とし、新しい年の始まりとしています。一番寒い「大寒」を過ぎて「元旦」を迎えるからこそ「初春」や「迎春」という言葉がぴったりくるわけです。旧暦はやはり日本の風土・気候によく合っているのだなとあらためて思います。

さて、一年で一番寒い「大寒」のコーディネートは「草原で春を待つ兎」のイメージでまとめてみました。クローバーとれんげが描かれた超キュートな着物。

まるで竹久夢二の描く絵のような可愛さのこの着物、なんと「綿入れ」の着物なのです。「綿入れ」…そう「ちゃんちゃんこ」のように着物の表地と裏地の間にうすーく真綿(絹)が入れられていてとってもあったか。その分着用すると着膨れして見えるのが難点なのですが、俳句の冬の季語に「着膨れ(きぶくれ)」があるので、それもご愛嬌ということで。


帯にはこれまた可愛い兎が、黄緑色・赤・桃色で描かれています。着物に描かれた春の野のクローバーを兎が食みにくる、帯留には四つ葉のクローバーをあしらって巡りくる春が幸せであるように願います。

半襟にも、クローバー。馬の蹄につける蹄鉄も西洋では幸せを運んでくるといわれているモチーフです。この半襟は竹久夢二が実際にデザインしたものを京都の刺繍屋さんに頼んで多少アレンジを加え復刻してもらった思い出の一枚です。刺繍屋さんもこのデザインの奇抜さに驚いていましたが、半襟一枚を見るだけで草原でクローバーを食む馬の様子がまぶたに浮かんでくる見事な意匠だと思います。

(※この半襟は後にネット販売で大好評になったようですが、私はアイディアを提供しただけで特に恩恵はなし。残念でした。笑)

バックは縮緬細工の手法「松かさつなぎ」で作られた巾着です。まつぼっくりのように見えるところから名づけられた手法で、日本古来のパッチワークです。明治時代は女学校の裁縫の時間にこうした小間物を作ったそうで、この巾着はその時の教科書を手本に縮緬細工を作り、骨董市で販売している方から購入しました。小さい布のきれはしをこんなに可愛い実用品にしてしまう手芸家さんの手は魔法の手だな~と思います。
足元は草原のイメージで緑にピンク。絨毯のような生地はヨーロッパのファブリックだそうです。(写真は一枚目参照)

着物を着ていて一番寒く感じるのが襟足。ここが空いているから色っぽいのですが、「大寒」の寒さには耐えられません。そこで圧縮フエルトで作られた淡いピンクのケープで柔らかに首もとを包みます。
全体的にどこかおとぎ話のような、童話のような甘いコーディネートになりました。大正~昭和の始めは外国の文化が子どもの絵本などにも影響を与えた時代。まさにそんな時代を思い起こさせるコーディネートです。二十四節気の最初の候「立春」(2月4日)が待ち遠しいですね。
着物…錦紗縮緬 クローバーとれんげ
帯 …腹合わせ帯 流水紋に兎
帯留め…アンティークの焼き物四つ葉のクローバー
半襟…塩瀬地 クローバーと蹄鉄刺繍
巾着…縮緬細工 松かさ巾着
ケープ…圧縮フエルト製(現代)
草履…豆千代モダン(現代)

さて、一年で一番寒い「大寒」のコーディネートは「草原で春を待つ兎」のイメージでまとめてみました。クローバーとれんげが描かれた超キュートな着物。

まるで竹久夢二の描く絵のような可愛さのこの着物、なんと「綿入れ」の着物なのです。「綿入れ」…そう「ちゃんちゃんこ」のように着物の表地と裏地の間にうすーく真綿(絹)が入れられていてとってもあったか。その分着用すると着膨れして見えるのが難点なのですが、俳句の冬の季語に「着膨れ(きぶくれ)」があるので、それもご愛嬌ということで。



半襟にも、クローバー。馬の蹄につける蹄鉄も西洋では幸せを運んでくるといわれているモチーフです。この半襟は竹久夢二が実際にデザインしたものを京都の刺繍屋さんに頼んで多少アレンジを加え復刻してもらった思い出の一枚です。刺繍屋さんもこのデザインの奇抜さに驚いていましたが、半襟一枚を見るだけで草原でクローバーを食む馬の様子がまぶたに浮かんでくる見事な意匠だと思います。

(※この半襟は後にネット販売で大好評になったようですが、私はアイディアを提供しただけで特に恩恵はなし。残念でした。笑)

バックは縮緬細工の手法「松かさつなぎ」で作られた巾着です。まつぼっくりのように見えるところから名づけられた手法で、日本古来のパッチワークです。明治時代は女学校の裁縫の時間にこうした小間物を作ったそうで、この巾着はその時の教科書を手本に縮緬細工を作り、骨董市で販売している方から購入しました。小さい布のきれはしをこんなに可愛い実用品にしてしまう手芸家さんの手は魔法の手だな~と思います。
足元は草原のイメージで緑にピンク。絨毯のような生地はヨーロッパのファブリックだそうです。(写真は一枚目参照)

着物を着ていて一番寒く感じるのが襟足。ここが空いているから色っぽいのですが、「大寒」の寒さには耐えられません。そこで圧縮フエルトで作られた淡いピンクのケープで柔らかに首もとを包みます。
全体的にどこかおとぎ話のような、童話のような甘いコーディネートになりました。大正~昭和の始めは外国の文化が子どもの絵本などにも影響を与えた時代。まさにそんな時代を思い起こさせるコーディネートです。二十四節気の最初の候「立春」(2月4日)が待ち遠しいですね。







by migumeutosa
| 2009-01-20 11:59
| 手帳
|
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Comments(4)
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このお着物のコーディネートとケープの組み合わせ、すっごい素敵ですね(*^-^*)♪♪ 私も竹久夢二や中原淳一の絵が大好きでよく見るんですが、まるでその絵から飛び出てきたようですね!
もし実際にお出かけでお召しになられたら、めぐみさんが着ている写真を見てみたいです!!
そうそう、「Degimaga」のブログを見た何日か後に、母が家に同じ「Degimaga」を持ち帰ってきたんです!偶然の一致に驚いてしまいました!「手帳は完了形で書く」のページも見ました〜(^-^)/
もし実際にお出かけでお召しになられたら、めぐみさんが着ている写真を見てみたいです!!
そうそう、「Degimaga」のブログを見た何日か後に、母が家に同じ「Degimaga」を持ち帰ってきたんです!偶然の一致に驚いてしまいました!「手帳は完了形で書く」のページも見ました〜(^-^)/
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モッチーさん
ありがとうございます!この着物着たら写真アップしますね。かなりメルヘンなコーディネートですが、着物を着るときは「実年齢マイナス10歳で!」OKだということにしています(笑)
昨日ちょうどマツモトキヨシに行ったのでレジ横の「Degimaga」見てきたとこでした。誰かが見てくれるかもしれないとワクワクできること自体がうれしいです♪
ありがとうございます!この着物着たら写真アップしますね。かなりメルヘンなコーディネートですが、着物を着るときは「実年齢マイナス10歳で!」OKだということにしています(笑)
昨日ちょうどマツモトキヨシに行ったのでレジ横の「Degimaga」見てきたとこでした。誰かが見てくれるかもしれないとワクワクできること自体がうれしいです♪
春のモチーフに色なのに綿が入っている・・・春を待ち詫びる大寒の時期のお着物なんですね。風情があって素敵です。そして、半襟のデザインいいですね。ヴィトンが小紋にヒントを得たのが“モノグラム”・・・その逆バージョンだわ!と思ってしまいました。
今日のトークショーの黄色系の梅柄のお着物も新春らしいもので素敵でしたね。帯のお太鼓の垂れに梅に枝が描かれていたのも素敵でした。
今日はイヤーリング・しかくも作成でき、この1年いい波に乗れそうなかんじがしています。これからもよろしくお願いしまぁす♪
今日のトークショーの黄色系の梅柄のお着物も新春らしいもので素敵でしたね。帯のお太鼓の垂れに梅に枝が描かれていたのも素敵でした。
今日はイヤーリング・しかくも作成でき、この1年いい波に乗れそうなかんじがしています。これからもよろしくお願いしまぁす♪
yumichie さん
トークショーにご来場いただきありがとうございました!着物を着るのは常に季節の先取りになるので、手帳セラピーと相通じるものがあるんです。着物が身近になるとたぶん先読みも上手になるような気がします。
yumichie さんの「イヤープランしかく」はバッチリでしたので、いい波に乗れると思いますよ~。
トークショーにご来場いただきありがとうございました!着物を着るのは常に季節の先取りになるので、手帳セラピーと相通じるものがあるんです。着物が身近になるとたぶん先読みも上手になるような気がします。
yumichie さんの「イヤープランしかく」はバッチリでしたので、いい波に乗れると思いますよ~。
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