101013　ACさんへの応援メッセージ♪

今日は早起きして出勤前にお気に入りのカフェ「ピアザエコファーム」に寄ってみました。

秋の野草が揺れる窓側の席で秋風を感じる至福の時間♪
お気に入りのメープルミルクティーを飲みながらメールチェックしていると、4月から手帳セラピーを実践してくれている「かぜかみともひと」さんから昨日のブログに書いたＡＣさんへのメッセージが届いていました。

親御さんの介護をしながら手帳セラピーをしているＡＣさん、みなさんへ自身の体験がヒントになれば…ということでしたのでこちらにアップいたします。
(以下 かぜかみともひと さんよりＡＣさんへのメッセージ)

ブログを拝見させていただきました。
シンクロと言うのは恐ろしいもので、このタイミングでこの記事が出てくるものなのでしょうか？
と目を疑ってしまいます。
少し、私の経験を話します。

母が亡くなり、今年は十三回忌、…早いものです。

盛夏、アブラゼミがうるさい中、微熱がある様だと言い病院に行った母。
原因不明。検査入院。入院と聞いて驚き、会社が終わって駆けつけた私に、「あ！」と驚き、
「貴方の方が病人見たいよ。赤い顔をして。」笑いながら冷えた麦茶を手渡す母。
「大丈夫なのかい？」質問をする私に「私が聞きたいわよ。」笑って答える母。
心配させるなよ。と言い放つ私に、二・三日、休んでから家に戻るわと答える。
退院の日に迎えに来ると伝えたのが、母とまともにに話せた最後だと思う。

母危篤、夜中の電話が私に告げる。
病院では、母の意識は無く、呼吸器と訳のわからない機械につながれていた。

一度は死を覚悟して下さいと言われたが、幸い命は助かった。
三ヶ月は植物状態。自発呼吸が始まり、目で微笑む頃には手や足は骨と皮状態。立つ事さえ出来ず。リハビリは続く。

一度失われた脳の細胞は戻らず、約八年のベッドで過ごす日が続いた。
最初の三年はつらかった。仕事と病院の日々は続く。
終わりの無いトンネルの中で少しずつ回復する母。
立てなくとも病気ではなくなり、リハビリのみになった母は病院には居れなくなった。

理由は簡単。「病気では無い人にはベッドを与える事が出来ない。」
失望と怒りの中で老人ホームを探す。老人ホームに入所する頃には心はボロボロ。

見舞いの数も激減した頃、気付く。私が子供の頃、母がよく遊んでくれた事
「そうか、遊べばいいんだ。」
それからは、一週間に一度と決め、遊ぶつもりで見舞いに行った。
母の人生だし、私の人生・一週間の面白い事等、話したり、母には私がインストラクターになり、リハビリもやってもらった。

最初は、何かあるといけないからと、何処へも連れて行かなかったが、何かあった時は、その時だ。自分に言い聞かせ、旅行にも出た。
なんとか、親孝行は出来たかもしれない。

後悔が残らないか？と聞かれれば、絶対残っていると答える私が居る。
後悔が残らない事など絶対無い。だから、一分でも二分でもいい。
自分が子供の頃を思い出し、父や母が遊んでくれた様に遊んでいる時間にする。
看病ではなく、遊んでいる。その思いやりが良い思い出になります。
ＡＣさん頑張れとは言いません。自分が倒れてしまうから。
良い思い出が「いっぱい」出来る様に願っています。一日、一笑顔。

長い文章になりましたが、専業主婦ACさんに話していただけると幸いに思います。

かぜかみともひと

さとうめぐみよりメッセージ
私は20歳までに祖父母三人を家族介護で看取りました。
それがきっかけで教職を生かすなら福祉を支える学生たちに教えたい！と思うようになり、看護と福祉の専門学校で非常勤をはじめたのでした。(今年で１１年目)

介護のあり方への怒り、家族として抱えざるをえなかった後悔をそのままにしたくない…微力ながら光へ繋げたいと想いからの一歩でした。
１１年たった今、その光は確実に強さを増していると思います。

かぜかみさんの「遊び」の発想、素敵ですね！
遊びをせむとや生まれけむ
の精神ですね。

さとうめぐみ