120713スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」観劇

先日、新橋演舞場で開催中の
四代目市川猿之助襲名興行
スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」
を観てきました！

前売りはすべてソールドアウトという噂もあるプレミアムチケットをとってくれたIさんありがとう！

「百聞は一見にしかず」
の言葉通り、「スーパー歌舞伎」も観てみるものだな〜と思いました。

作者梅原猛のヤマトタケル伝説の解釈や、演出の三代目猿之助の試みはまさに「傾く(かぶく)」そのもの。

芝居に情熱を傾けることではひけをとらない四代目が受け継ぐ意味があると思いました。

そして俳優・香川照之が市川中車を襲名するチャレンジも素晴らしい。
映画「日本鬼子」など、骨太の作品で発揮した役者魂を檜舞台の上でも発揮してもらいたいです。

写真は四代目と交流のある福山雅治さんから贈られた「祝幕」
二代目三代目四代目猿之助三代の隈取りを重ねたものだそう。

引き続き受け継ぎ新しいものを創出するという意味がひと目でわかる粋な餞(はなむけ)だと思いました。(Iさん、写真提供ありがとう)

四代目の少年時代、「オールナイトニッポン」のパーソナリティーだった福山雅治さんのファンになり、
「いつか一緒仕事したい！でも歌舞伎役者が福山さんと共演する機会ってあるのか？」
と思っていたところ、大河ドラマ「竜馬伝」などで夢が実現したというのも、
「願えば叶う」
エピソードですね。

そのほか、一門の役者たちも襲名を盛り上げようという気持ちが入った舞台で素晴らしかったです。

今回の興行は、ひとことでいえば
「男の心意気」
の塊！

本当に良いもの見ました。

さとうめぐみ