221213　和装下着研究・小襟芯付肌襦袢二種

🌖2022年12月13日（旧暦十一月十九日）

寒さも本格的になってきたので、
着物の長襦袢の中に着る肌襦袢を、
赤い小襟のものに衣替えしました。

新しい肌襦袢を下ろすときは、

◎アンティーク長襦袢の裏地の紅絹の色が映らないように、汗取り用の布地を縫い付ける

◎胸を包み込みやすいように馬乗り（両脇のスリット）を手幅の分、縫い目を解いて縫い直す

というミシンかけをします🙌

4月〜11月くらいは、
朱鷺色の小襟の肌襦袢

を好むのですが、
厳寒期になると目にも暖かい赤いものを身に着けたくなります。

小襟付き肌襦袢を作るメーカー・お店も少なくなってきたような気がしますが、

左は今は無き、
京都・祇園屋
の舞妓さん用の肌襦袢です。

右は今も健在の
京都・ゑり正
の肌襦袢です。

こうして並べて見ると、舞妓さん用の肌襦袢のほうが小襟が太いことがわかります。

小襟には小襟芯を入れて着る、それが長襦袢の襟のストッパーの役目を果たして襟の抜けをキープしてくれるのですが、
舞妓さんの衣装は、我々が着る着物より重いので、太めの小襟芯が必須なのかな、
と推測します。

和装肌着の比較研究、楽しい😆

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